ねぎばたけ。

私の "幸せ" が育つ、不思議な畑。「私らしく、生きていく」

紫月は逞しくてそして強かった。

ここ最近は気圧の影響もあってか(なくてか?)

低血圧が酷く、おまけに花粉症がやっぱり酷くて、

寝たり休んだりで家事があんまりできませんでした。

今日は両親が東京から来てくれたので助かりました…

・゚・(ノД`)ノ【マヂデゥレシィ・・・】.+゚*。:゚+

 

とにかく、血圧の低さで苦しんでいます…。

ここ2週間くらいでしょうか、上100/下70を超えることがない低さで、

低血圧に伴う諸症状に悩まされたり。

 

そんな中、年若い人形たち、特に5番目の人形「忍穂」が甘えた盛りで、

自己主張が強い。(構って欲しいという念が強い)

 

忍穂はとても可愛いです。

そして、これがまた甘え上手なんですなぁ….。:゚+(ノω`)σ.+゚*。

そして、そんな弟を嗜めつつ、自分もちょっと甘えたい気分な、兄の「靈」。

大きくて重さがある分、扱いに体力が必要で、これまた身体に響く…。

 

私、ちょっと様子を見ていましたが。

忍穂の態度はここ数日悪く、奈緒の代理を任された靈のサポートをせず、

自分が前に出て靈を退けてしまっていました。

管理者である「奈緒」そして監視者である「真名白」の目がない、

さらに小姑ポジション(笑)3番目の「あさひ」も不在ですから、

甘えたい放題、好き勝手し放題な感じになっていましたね。

対する靈は、自分に自信がないのか、忍穂に強く出ることができません。

ただ、このまま忍穂に好き勝手させれば、自分が上の人形たちに叱られるということは理解しているようです。そこは理解してるんだな…。

 

もうここまでいくと私がダメ主なせいだよなぁ、と反省。

 

 

そんな混沌とした中、忍穂の態度にしびれを切らした人形がいました。

 

ついにあの女(笑)が登場するわけですね。

 

私が店先で確認せずに通販で迎えた中古のキャストドール。

人間嫌いで私に対しても反抗期真っ盛りな、彼女。

 

 

6番目の 「紫月」 です。おっかない人形が出てきました。

 

 

正直、彼女から声をかけられるとは思っていませんでした。

優しいお兄さん系の7番目「若里」が何とかしてくれるかと期待していたのですが。

(実際、若里は新人らしく何もせずに様子を見ているようでした)

 

さて、この紫月、我が家に来た初日に奈緒に叱られて礼儀を覚えた子。

その日以来、奈緒が大好き。

奈緒兄さま、奈緒兄さま、と、主人の私ではなく奈緒に甘える、

とても変わった人形です。というか、マジで人間が嫌いなんだな、と。

なんというか、奈緒が好きな分だけよく奈緒を見ておりまして、

反抗的ではあるものの、態度(特に、私を「主人」として意識するような態度)が

奈緒と似てきました。

 

一昨日の夜中、忍穂の自我の強さにため息をついていますと、

 

『お困りのようですね』

 

あ、一応申し上げておきますと、『 』内の言葉は、

人形が私に送ってきた念を言葉に置き換えて分かりやすくしたものです(笑)

 

紫月は普段部屋の一番隅、私から最も遠い位置に腰かけています。

私と紫月はお互いに様子を伺っているような関係なので、

紫月から私に何か訴えることはありませんでした。

そんな、悲しいかな、距離がある関係の紫月からのアプローチ、

何事かと思いました。

 

「まぁ、いや、ちょっと…(身体だるいけど、忍穂がなぁ、まだ甘えてくる…)

『言いたいことは分かりますの』

紫月の刺々しいエネルギーが忍穂に向けられますが、

強気の忍穂は昔のようには怯みません。

我こそが主の命令で奈緒の席を任されたとばかりの顔をしています。(呆れ)

確か、代理を頼んだ人形は、靈なんだけどなぁ????何やってんだアイツは。

 

それでも絶対に怯まない・負けない・逃げないの三拍子揃っているのが

紫月という人形です

 

『…主…もう少し、私を頼ってくれてもいいですの』

 

!?('Д')

 

私を頼ってほしい

それはハッキリと私の脳内に言葉が、というか、

心に刺さるというか、彼女のこれまでにない意志が伝わってきて、

でも普段と違うのが、確かに強いエネルギーなんだけど、

とても頼もしい感じだったのです。

 

 

次の日、祖父の通院の付き添いなどで対応がかなり遅れたものの、

私は忍穂を傍から退け、紫月が居た一番遠い位置へ座らせました。

突然近侍を降格させられた挙句、私から最も遠い席に移された忍穂は、

とても怒っていました。

まさか本当に、私が紫月を頼るとは思っていなかったのかもしれません。

 

『紫月は主が嫌いだったじゃないか!』

という声が聞こえてきそう…。本当に忍穂は怒っていました。

ガチギレです。激おこぷんぷん丸なんてもんじゃありません。

しかし、女は強い(笑)

そんな忍穂に対して、紫月はいつもの涼しい綺麗な顔で、ツンとしています。

『貴方にも、靈にも、奈緒兄さまの代理は務まりませんの』

 

『私にお任せ下さいませ』

 

紫月の持っているエネルギーは、私が5年かけて育てた3番目の「あさひ」に

匹敵するほど強力で、当然、忍穂よりもはるかに強いです。

そのため、忍穂には紫月に対抗する術がありません。

私は紫月に奈緒の代理を務めるように命令しました。

若里はこの言葉を待っていたかのように、

『いい子にしていましょうね^^』

と、自分の隣に座った忍穂の面倒を見るようになりました。 

 

最初から奈緒の代理は紫月に任せたほうが良かったのかも、と、

反省しています。

 

しかし、この一件で、紫月との距離が一気に縮まりました!

ウ━━━レ━━━ヾ(*´・∀・`*)ノスィ━━━━ィ!!!!

 

忍穂の傾向もよく分かりましたし。

忍穂は、奈緒が帰ってきたら、奈緒から色々言ってもらおうと思います。

その方が忍穂も反省する気がする。

 

明日、雛人形を片付けることになりましたので、

真名白が私の部屋に戻ってきます。

白ちゃんが人形たちに何か物申すことはないと思いますが、

靈も忍穂も確実に大人しくなるでしょう。

 

奈緒のメイクのケアの件も一段落して彼が帰宅すれば、

ようやく人形関係が落ち着くかな、と。

いや、落ち着かないかも?

 

残る問題は、4番目の「靈」ですね。

彼は双子の片割れの忍穂が不機嫌なのも気にせず、

急な来客で、靈を隠した先のクロゼットでのかくれんぼ…

これが楽しかったということでした(呆れ)

どーしょもないマイペースな子です…。

この子もどうにかしていかないと(遠い目)

 

 

あー!奈緒!早く帰ってきて‼‼‼‼(涙)