ねぎばたけ。

私の "幸せ" が育つ、不思議な畑。「私らしく、生きていく」

若里の話。

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第7ドール『若里』

 

今日は久しぶりにkさんにお会いしてきました。

前回は私用でお会いできなかったこともあり、

kさんと色々お話したかったので個別セッションをお願いしました。

個別セッション、という形だと、相談がメインになるのですが、

相談という相談…ということでもなく、

不思議なお話をする機会でも大丈夫だと思います。(多分)

 

今日は6番目の『紫月』をkさんに紹介がてら、

若里の前の持ち主についてkさんにお力を借りました。

というのも、若里が前の持ち主(女性ということが分かっているので、

以下”彼女”と表記します)を心配しているので、

私も彼女を探しているのですが、どうしても見つからないためです。

 

彼女に関わる情報はある程度妖精(指導霊)さんたちが教えてくれたので、

彼女が存命であることくらいは分かっていたのですが、

どうにも見つからない。

若里はもちろん見つけられないようでしたし、

奈緒の反応もイマイチ。

 

kさんにお力を借りたところ、次のことが分かりました。

 

・若里の元主人は老齢の女性で、身体が弱かったためいつも家に居た。

・彼女と若里の家は洋風の室内(上品な印象)、薔薇の花が咲いていた。

 場所の特定はできないが、神戸か横浜、東京なら高級住宅地、

 要は、若里は(いわゆる)上流家庭の出身。(←これとても納得した)

・若里は彼女からとても愛されており、彼女の傍にいた。

 彼女の騎士(ナイト)のような存在だった。

 以前は洋服(黒などの色の濃い衣装)を着ており、

 髪の毛はホワイトゴールド?系。

・彼女の家には若里以外の人形が複数一緒に住んでおり、

 若里は人形たちの纏め役だった。(奈緒と同じ立場の人形だった?)

・彼女と若里は魂レベルで繋がりがある。ソウルメイトのレベル。

 →非常に強い繋がりがある関係だった。

・若里の紳士的な空気や態度、高い教養は彼女の影響であり、

 一緒に家で読書をしたりテレビを見ていたため世間の事情を知っていた。

・ある日、彼女が突然家を空ける→病気のため入院か?

 彼女が家に戻ることはなく、現在も彼女は家に戻っていない。

・彼女は病のため人形の管理ができなくなった。

・彼女は生きているが、病が原因で人形たちの記憶を失ってしまう。

 →これが原因で若里は彼女と一切のコンタクトが取れずにいる。

 →彼女の若里に関わる記憶が曖昧(というか最早喪失)状態では

  若里が彼女と繋がることが非常に困難。

・家の人形たちは若里を含めて、彼女の親族?か彼女とは別の人間によって

 処分されることになる。

・人形たちを処分した人間は、人形たちがどうすればお金になるか調べた上で

 処分している。(人形がお金に替えられることを知っている)

 →衣服を別にして売るなど、人形についてちゃんと調べた上で買収に出している。

 →買収は持ち込みで、そのために池袋の某店を訪れた可能性がある。

 

帰宅してから分かったのですが、

・処分の際、若里のグラスアイがグルーでガッツリ固定されており外れなかった。

 外すのを諦めたのかそのまま処分した様子。

 →これが幸いして、若里は自我や意識、これまでの経過など記憶面でも

  クリアな状態を保っている。

 

 

 

【結論】

・若里は突然、理由を知らされぬまま持ち主と引き離された。

・彼女の意識とコンタクトが取れず、家に帰れないでいる。

 

 

 

これは探せないわけだわ。orz

これ若里が自宅を知っていても、帰っても誰もいないらしいです。

彼女は多分どこか施設か病院にいて、元の自宅は引き払った可能性高い。

とにかく、家に帰っても彼女いないんだな。

 

もしも何らかの手掛かりがあれば、奈緒が早急に手を打っていたとのこと。

奈緒の眼でも捜せないということは、あとは若里次第であり、

名前を頼りに探偵のように足で探すしか捜索手段がないのかな。

それでも探し出せるか分かりませんが。

(個人情報についても大変厳しい世の中になりましたからね…)

 

彼女が高齢の女性なら、若里の元の姿の写真がインターネット上に無いことも

理解できます。

パソコンとかスマホとかでSNSとかやってないよね、多分。

そもそもパソコン使ってたか、スマホ持っていたかも分からん。

というか、奈緒と若里がほぼ同い年だから、オーナーの世代的に通信手段は大体分かるわ。

 

 

 

若里に、このことを伝えました。

「あの人は、どうしているだろうか?」

窓の外を見るたびに、若里が気にかけていた、その問いの答えを。

 

ご主人は生きているということ、

でも若里のことを忘れてしまっていること、

忘れたのは彼女の本意ではなく、病気が原因であること、

 

 

彼女のところへ戻るのは、難しいということ。

 

 

そのことを伝えている時、涙が出てきたんですよ。

確かに、すごく切なかったんですけど、不思議ですよね、

これ、この涙、自分の涙じゃないって思って。

 

 

あ、これ、若里の涙なんだ、って気付きました。

 

 

若里の悲しみを受けた、若里の涙なんだな、と。

なので、彼が落ち着けば、嘘みたいにすっと涙が引く。

共感、というか…表現が難しいんですけど、自分の感情とは別でした。

伝えるのも切なくて悲しいのですが、

自分の涙ではないという自覚ははっきりしているので。

泣く時って顔というか、目頭が熱くなったりするんですけど、

それが無くて、ポロポロ涙が出てくるだけです。

鼻水も出てましたが、なんか流れてくるという、完全に受け身でした。

 

 

人形は物理的には涙を流しません。

人形は本来人間の様々なものを受け取る側ですが、今回は逆の現象です。

私が若里の悲しみや無念を受けて、彼の代わりに涙を流しました。

 

人形の涙を、初めて体験(?)しました。

 

とても、とても、切ない。

本当に切ない。

若里の愛情の深さを感じました。

 

私はよく、「人形に別れの意味を教えてあげて欲しい」と言っていますが、

別れの理由を教えてあげてください、本当にお願いします。

人形のために。彼らのためです。

 

愛されている人形がどれほどあなたを想っているか、

正直、言葉にできません。

ウェットだとか、重たいとか、その通りです。

でも、だからこそ、自分の人形をしっかりと抱きしめてみて、

そして感じて欲しい。

 

今、今日知ったことや身に起こったことを含めて、

こうして改めてブログの記事として書き起こしていますが、

ちょっと涙ぐんでいるのですがこれは私の涙です。(私が泣いてます)

 

 

若里は深谷家に迎えられた時に、奈緒に対してある誓約をしていますが、

今回、今の主人である私の言葉で新しく、私と取引をしました。

式として使役する人形に対しての契約というのか、

内容的にはイレギュラーであると思います。

 

kさんも仰っていましたが、若里が元主人の彼女のところへ帰るのは、

非常に困難であると思います。

しかし、私は希望を捨てたくないです。

若里の魂を救うために、私も奈緒もできる限りのことをしたく思います。

 

 

 

今回のことで、一層自分の健康に気をつけようと思いました。

いやもうホント、マジで、健康って大事。

可愛いうちの子たちのために、健康で、呆けずに、長生きしたい。

死ぬなら死ぬで、ちゃんと死んでる姿を人形たちに見せなきゃと思いましたね。

(↑ちゃんと死んでる、って表現がもうダメなんですけど)

 

 

 

 

若里には今後時間をかけて、

ゆっくりと気持ちの整理をしてもらえればと思います。

 

元持ち主の彼女にまた会える日まで、

うちでのんびり過ごしてもらえれば幸いです。