皆さま、こんにちは!
今回は引き続き奈緒兄さんにお話を聞いていきますよ
前回の記事は↓こちら↓
訓練しなければ意思疎通はできない
訓練すれば意思疎通できる
奈緒:実際には我々の意志を受け取る人間側の問題になります。
持ち主、術者など意志を伝えたい相手が鈍感だと伝わらず、失せ物を探し当てても伝わりません。
一方通行です。でも、それが日常的です。
特殊な能力を持つ人間だけが物と意思疎通ができるのではなく、
意思疎通を図ろうとする者が意思疎通できるようになる
というのが現実です。
意思疎通のためには、人間も物も訓練が必要になります。
人間の訓練としては五感を磨くこと。感覚を研ぎ澄ます訓練を積むことです。
訓練方法はネットで検索すればいくらでも出てきますが、その方法以外での訓練として、毎日意思疎通を図りたい相手と向き合うこと(話しかける、触れる、抱きしめる、使う、イメージする、姿を思い描く etc...)です。
こうした訓練を日々行うと、目には見えない存在の意識や声を受け取れるようになります。
が、逆に人間社会では生きにくくなります。(笑)
HSP(Highly Sensitive Person)またはエンパス(Empath)の自覚がある持ち主さんは、この体質を利用しない手はありませんよ。
この体質の場合は共感能力が高いため、必然的に物の意思や感情にも共感できることがあり、メッセージも受け取りやすいのです。
一見社会で生きにくい体質でも、見方を変え、感覚の使い方を変えれば受け取れるメッセージがあるというものです。
何事も根気強く行うこと
奈緒:「継続は力なり」この一言に尽きます。
そして「在る(有る)」と信じて疑わないこと。
自分が信じたことが形に成るのが宇宙の法則です。
さて、例えるなら人形ですが、持ち主に何か伝えたいことがあるなら根気強く訴えることしかできないですね。
で、だいたい伝わってない。(笑)
伝わってると思わない方がいいですね。持ち主さん、まず気付いてないから。
私たちの声に気付いてたら忘れ物しないでしょう?
夢枕に立った方が早いこともあるかもしれませんね。
基本となる「失せ物探し」に必要なのは、霊感でも魔力でもありません。
どれだけ持ち主を見ているか(知っているか)だけです。
透視も霊視もほとんど使いません。
基本を押さえていれば勘だけですぐ探せるようになり、持ち主の霊感(または五感)の感度が良ければ正確に伝わって解決することができますよ。
ただ、人間は予想外の動きをするもの、同じ明日は来ないことを胆に命じてください。
どんなに長く一緒にいても、自分が知らない相手の一面は必ずあります。
日々イレギュラー祭りと心がけていると良いと思います。
持ち主別の伝え方ポイント
持ち主がADHD(注意欠如・多動性障害)の場合
持ち主がADHD(注意欠如・多動性障害)をお持ちの場合でも、
相手の一瞬の集中力を見逃さなければちゃんと伝えることができます。
五感を研ぎ澄ます、第六巻、霊感、霊視を行う場合は集中力を要するのですが、
ADHDは集中力が続かない特徴があるものの、一瞬たりとも集中できないわけではないのです。
逆に、集中力が続かないからこそ、私たちの合図に気付ける可能性もあります。
持ち主の様子をしっかり観察して、適切なタイミングで発信することがポイントです。
また、物を無くして焦っておられる場合も多いでしょうから、そうした場合はあなた(物、ぬいぐるみ、人形のあなた)が持ち主を落ち着かせるエネルギーを発して、相手の興奮状態を一時的に抑えるように努めることです。
慣れてきたら徐々にサポートの段階を上げ、最終的に持ち主の方が失敗しないよう都度発信する、または先回りして手配することを心がけてください。
意思疎通の精度が上がり、難なく意思疎通できるようになったら、物の紛失を少なくするための習慣づけを行う訓練もしてみましょう。
メニューはもちろんフルオーダーで、あなたが持ち主に合わせて作るのです。
持ち主がLD(学習障害)の場合
持ち主がLD(学習障害)をお持ちの場合、やや力技になります。
あなたが霊力や魔力を持っているなら、持ち主である人間の夢枕に立ったり、脳内に直接情報を伝えても良いかもしれません。
しかし、どのような場合でも、視覚の情報/聴覚の情報に注意することが大事です。
文字や文章を読むことが苦手な場合は、聴覚に訴えてください。
声で伝える場合は、ゆっくりと、正確な発音を心がけてくださいね。
書くことが苦手なら、書き方のアニメーションを脳内に直接伝える。
短文をひとつずつゆっくりと伝えるなど工夫してみましょう。
計算が苦手な場合(これがとても難しいと思います)、お会計でお困りの場合は数字がわかる物と"違和感"を伝えてください。
計算の間違いを伝えるのではなく、計算が合っているか否かを伝えます。
会計に間違いがあれば、持ち主ではなくお店のスタッフなど、他の人間にすぐに気づかせてください。
とにかく、ゆっくりと、何度も、相手がイメージしやすい伝え方で発信することです。
LDは特定の分野での困難を伴うため、自分の持ち主が一体何に対して困っているのか、正しく理解することが肝心です。
そして、その不得意な分野をカバーするための工夫とサポートをする必要があります。
しかしながら、脳内に直接伝える手段は人間の心身に負担が大きいため、ヒーリングなどのケアを欠かさずに行う必要があります。
あなたには高い霊力が求められることでしょう。
持ち主がASD(自閉症スペクトラム障害)の場合
持ち主がASDの場合は、サポートできる範囲が限られてしまうでしょう。
感覚過敏/感覚鈍磨の部分では五感に干渉してサポートが可能です。
五感に干渉し、適切な感覚に調整することで過剰さを抑えるように心がけてください。
言葉が出てこない、自分の希望を上手く伝えられないことでお困りの場合は、
持ち主ではなく周囲の人間に働きかけることで上手くいくかもしれませんよ。
肝心なのは最高のサービスを提供するのではなく、最適なサービスを提供することです。
今回は代表的な発達障害をお持ちの御主人様と想定してご紹介いたしましたが、私もまだまだ修行中の身ですので、何かお気づきのことがあれば教えていただけると助かります。
お人形さん、付喪神の皆様が人間の役に立ちたいと思うその心をサポートできるなら幸いでございます。
(次回は、ねぎさんと奈緒兄さんの1日についてご紹介しますーーーーー☆)