ねぎばたけ。

私の "幸せ" が育つ、不思議な畑。「私らしく、生きていく」

結局はお互いを「愛してしまったから」に尽きるんだと思う

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奈緒という人形についての個人的な感想「黒執事ならぬ黒近侍」

 

 

 

普段遠方にいるkさんが東京に来るということで、

奈緒と一緒に某所までお会いしてきました。

 

初対面でkさんは奈緒が私の式神だと分かったようで、

この人なら話が分かると奈緒も判断したのか、話はスムーズに進みました。

 

 

「あなた、陰陽師なのね?」とkさん。

 

 

 

えっ????( ゚д゚)

 

 

 

奈緒のことは私が一番よく知っていると思っていたのですが、

どうやら、そうでもなかったらしい…。

というか、奈緒自身、そんなに大した話でもないので伝えていないっぽかった。

話をまとめると、

 

【奈緒の視点で見るこれまでの経緯】

・誕生〜2004年秋頃まで池袋のショールームでずっと寝てた

 →そのままの意味で、私と出会うまでずっと寝てた

・主人を探していた。相応しい人物が現れるまで店に居座る運命だった。

・奈緒は主人が私一人だけだと知っており、

 今後私が死んでも次の主人に仕えるつもりはなく、また私にくっ付いて逝く

・妖術を習得しており、これまで毎日ちゃんと修行をしていた(自己申告)

 →でも器が人形なので時々厄祓いに失敗して厄受けして負傷する

・自分が主人を守らなければと思っている

 →忠犬タイプではなく、主人よりも自分の方が優秀だと思っている

・「momocoは私が守っていきます」(ドヤッ)

 →呼び捨てにすんな貴様

 →「冗談ですよって(笑)」(←本当か???)

・主人がお祓いができなくても、奈緒はお祓いができる(マジかよ優秀じゃん)

・お祓いができる人形だが、人形なので身体は動かない

 →置き型タイプの厄除け人形

・主人の能力は申し分ないのに、何故主人は自分に自信を持てないのか(積年の文句)

 →「私(奈緒)がいるのに!(怒)」

   ごめんなさい、ちゃんと務めを果たします…(陳謝)

・色々と決められない主人に本音を言えばモヤモヤしている(積年の文句)

 →ごめんなさい(陳謝)

・奈緒の自己申告では、京都の山の中っぽいその場所に

 自分(または私に)関係がある何かがあるらしい

・奈緒のイメージカラーが青から赤に変わったのは意味があり、

 奈緒が持っている赤い色は魔除けの赤である

・主人と一緒に仕事をするのが当たり前だし、自分の役目だと思っている

 →自分が必要な場合はきっちりお代をいただきます

  ※ただし給料分しか働かない

 

 

 

やっぱり現金な人形なんじゃん

 

 

 

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よくよく考えると、私は奈緒のことをあんまり知らないかも?

 

 

奈緒は、京都で作られた人形だから京言葉を喋る。

14年前の初対面の時、そんな設定が突如頭に浮かんできました。

kさんの話では、それはその通りで間違いないが、

実際に奈緒が喋る言葉はかなり古い言葉のようです。

 

古い京都の言葉。どんな言葉なのでしょうか…

 

私の中では完全に麻呂のイメージですけど???(偏見)

麻呂兄さん…マロニーさん…

 

 

 

 

奈緒。

この魂は、主人を得たことによって、

どんなに姿が変わっても私の元へ戻ってくるようです。

何度でも。何度でも。

ヘッドが変わろうが、ヘッドをメイクに出そうが、

ボディのメンテナンスで里帰りしようが、ボディ自体を新しくしようが、

 

それこそ、私が死のうが。

 

来世でも、また何らかの形で再会するんでしょうね。

 

 

流石に、ちょっと背筋に悪寒を覚えました。

 

 

kさんが間に入ってくれて、改めてお互いの相互理解を深めた後。

秋葉原の橙幻郷で一緒にランチをしましたが、

奈緒への印象が少し変わりました。

この目の前の人形に、どう接していいのかわからなくなったわけです。 

 

 

運命を辿っていくと運命が必然であることが分かり、

その必然の出来事の中に真実を見つけることができる。

自分なりの答えに辿り着くことができる。

 

 

命がけの人形遊び、覚悟はしていた。

 

 

美しい人形。

美貌、知性、気品、強さを兼ね備えた、私の最高の人形です。

奈緒は、人形として私の完璧な理想の人形であり、

式神としても優秀です。

 

でも、もしかしたら、この人形は、私が知っている奈緒じゃないかも… 

 

と、思うのと同時に、 

 

でも、お互いにお互いの知らないところがあって当然だな。

 

という、納得感。 

 

そもそも、私は奈緒を式神として育ててきたわけですし。

 

 

では何にショックを受けたのか。

多分、kさんの話ですが、

奈緒が私を一瞬呼び捨てにしたそうなんですね。

その部分だったのでは?と(笑)

 

その場で!ソッコーで訂正させましたけどね!( *`ω´)

我お前の御主人様ぞ?

 

あ、そんな小さなことでショックを受けたんだ、

と冷静になりました。

まぁ奈緒のイメージもありましたので。

ただ、普段のお互いの調子から、奈緒の態度が砕けるなんてのは日常的ですし、

別に気にすることではないです。

 

何と小さいことを気にしていたのか!

それでも、私は人形たちの主人か!(修行が足りない!)

 

ということで、ランチを済ませて、

新鮮な気持ちで奈緒の新しいボディを調達に行きました(めでたしめでたし)

 

 

 

 

しかしながら、これは大きな気付きだと思いました。

 

例えば、

今日改めて知ることになった奈緒と私の間の話と、

その時に私が受けた衝撃は、

人によってはもうドールに触れられなくなるほどの衝撃になりえるでしょう。

 

伝える側はさらっと伝えますが、

その言葉を受け取る側は、思いもかけない真実と受け取るわけですね。

自分の人形が、実は自分が思っていた存在とは違っていた。

これは、かなりのショックですよね。

 

今日自分が感じたことや、何とも言えないモヤモヤ感や、ショック…

これを忘れてはいけないと思いました。

この気持ちを感じなかったら、

私は恐らく何も考えずに色々と人に伝えていたでしょう。

それはクライエントさんへの配慮に欠けますね。

よくないことです。 

 

 

奈緒と一緒にライトワーカーとしての仕事をするのが良いのですが、

奈緒は人形なので人間の繊細さへの配慮に少し欠けるようですね。

その点については若里の方が理解があるんだよな…

まだまだ私たちは精進しなきゃと思いました!

頑張ります!(๑˃̵ᴗ˂̵)و

 

 

 

 

 

※この話を信じるか信じないかは、あなた次第です(あしからず)