古事記に見る限り、日本の神様はとても人間臭い(笑)
あと、会議の連続。めっちゃ話し合ってる。
私が思うに日本で初めて「引きこもり」をやったのは、
天照大御神では?と思います。(天岩戸の件)
まあ、あれは須佐之男命が原因なんですけど。
神仏を分かりやすく分けるとすると、個人的な見解では「神様は祟る」で、
「仏は救う」だと思いますね。
なんか…神様は「慈悲をくれてやってもいい」っていう感じ。
最初っからそんな感じ。
仏教は最初っからはそんな感じがしないんですけど。
まあ、仏の顔も三度まで、でしょうが…。
日本の神様は八百万、至る所に色々な神様がおられますので、
神様によって崇め方というのか扱い方というのか、
もう色々、十人十色というか。
(※神社の参拝の基本は「二拝二拍手一拝」ですが、出雲大社は「二拝四拍手一拝」です)
ちなみに、付喪神はどっちかというと妖怪サイドと思われます。
人形は付喪神になれるのか…?分かりませんが…。
■神様へのクレーム!?
最近巷で騒がれている「神事」へのクレームの件。
あれは信じがたい出来事です。
日本の神様は「祟る」のです。
人間の勝手な解釈で神事を取り止めろ、などと、恐ろしいことです。
やむを得ない事情で神事が執り行えない時は、
神職総出で平伏してお詫び申し上げなきゃならんのが日本の神様です。
神事には必ず意味があります。
現在存続している神事で目に余るような残酷なものはないと思います。
細かいことを言い出すとキリがないので、全部割愛しますが。
そんなに躍起になって神事にクレームを入れる必要ってないのではないかと。
神様に人間のクレームは通用しません。
自分を粗末にする人間の生活を、誰が守ってやるかっての。
拗ねやすいのも、日本の神様の特徴です。
「じゃあ、神様は信じない、拝まない、ふざけんな」
って信仰心を放棄するのでしょうか?
それも構いませんが、人間て、というか現代の日本人も
随分と傲慢になったものですね。
それでいて正月に初詣で神社に参拝するんですから呆れた人もいるんですよ。
日本の神様とは、今の日本人にとって一体何なのか…。
氏神、というのを聞いたことがあるはずです。
要は、あなたの地元の神様です。
その地域一帯を神域として治めている神様で、色々な系統の神様がおられます。
私の生まれ育った町は神明神社、お伊勢さんの神社です。
皆さんは、その氏神様の神域内で生活しているのですよ。
なので、まずは、地元の神社にお参りするのが良いと思います。
神様の加護の許で生活しているわけですので、お参りする時はお願い事ではなく、
日頃の感謝を伝えるようにしましょう。
たとえ日頃嫌な事ばっかりでも、
とりあえずはその土地で生活させて貰っている、ということで…。
神様と仏様は、きっちり線引きして考えてください。
「うちは(神道以外の宗教)だから」
で日本の神様をテキトーに扱うのはどうかと思います。
※ちなみに深谷家は神道ではありませんし、神社とは一切関係ない家で、
お世辞にも仏教徒とは言えない葬式仏教な普通の家庭です。
神様だって、例えばですが、その土地で作物が不作だったり、
自然災害が続いたりすると本当は困ると思います。
「その土地で採れた極上のものをお供えしてくれないなんて!神様パワーなくなっちゃう!お腹空いちゃう!」
※ ↑ 超分かりやすく説明するための文章ですので語弊があります。あしからず。
ゲーム「大神」をプレイした方なら話が分かりやすいかもしれませんが、
大地のエネルギーが潤い水も綺麗で木が実を付けるとか。
生物がその恩恵を受けて幸せなエネルギーを出す。
人間が、神様に感謝する。ありがとう、ありがとう神様、です。
神様はそのエネルギーを糧にします。
幸玉ですよ。幸玉。
神様ですから、感謝されて崇められたい。
そう考えてもいいかもしれませんね。
神様は崇めるもの、恩恵に対する感謝の気持ちを伝えるのですから、
お供え物だって最上級の物を用意するのが「当たり前」ですよ!
恩恵なんかねぇよ!というそこのあなた。
それだよ、それ。
恩恵がなきゃ信仰心(=感謝の心)を捨てるのですか?
捨てるのは、まだ早いですよ!
神様だってパワーが不足するときだってあるし、
何度も言うけど日本の神様は拗ねやすいんですよ。
大事なことなので何度か言いますが、日本の神様は祟るのです。
怨霊が神様になるのが日本でしょ?
忘れたなら高校の日本史の教科書を読み直してください。
拗ねる上に祟るんですよ?
文句を言うそこのあなた。
あなたのクレームのレベルを遥かに超えるクレームで返してきますよ!
しかも物理で!
日本の神様は強いです…めっちゃ強いです…日本特有の部分もありますが。
触らぬ神に祟りなし、神様もちゃんと大事にすれば静かに見守ってくれます。
お願い事が叶わなくても、今まで通り家や生活を守ってもらえれば十分でしょう?
■絵馬
神社でお願い事が叶わないと嘆くあなた。
あなたの書いた絵馬、その絵馬、どこに納めます?
そう、絵馬をかける場所には、無数の、というか大量の絵馬。
これだけ多くの人々が毎日願掛けをしていく。
あなたが神様なら、これ、全部読みますか?
会社の文書1枚読むのだって億劫なあなたが、
大量の絵馬に書かれたお願い事を一枚一枚読んで対応していきますか?
社内の回覧文書1枚読むのだって億劫で面倒だと思っているあなたが!
私なら早々に音を上げますね( 一一)
字が汚いやついるし、欲張りなやつもいるし、名前も住所も書いてないし。
まあ、神様ですから、お焚き上げ後に総ての願いに目を通してくれるかもしれません。
そこは、神様ですから。
でも、日頃神域内で穏やかに生活させてやってるのに感謝もしないでお願い事ばっか、じゃ、神様の仕事放棄したくなりそうですが…。
■おみくじ
神社じゃないんですけどね。
浅草にある浅草寺のおみくじ、あれね、いいですよ!
常に大凶が出ます!(笑)
私は数年連続で大凶が出てますが、その年は平穏で大した凶事もなく無事です。
ですが、大吉が出た年は波乱な出来事がありました。
私深谷に限った話かもしれませんが、浅草寺で大凶が出たら喜んでください!
おみくじは、神様からのお告げなのでしょうが、大したお告げじゃありません。
「あー。うん、まあ、だいたいそんな感じで気を付けて生活してって」
程度のテキトーさのあるものです。
深刻に受け止めないでください。
お告げ、というか、今後の生活の指針みたいなものです。
正直、持っていてもいいし、神社の所定の場所に括りつけて帰ってもいい。
物自体に意味はありません、紙です。
紙=神、とも言われますが、今のおみくじが神がかっているとは思えないのですが。
■境内という神域
神聖な場所である神社。
さすがに境内で非常識で目に余る行為を行う人を日常的には見ない…
はずなんですが、
最近は増えてきていますね、そうゆう迷惑な人…。
神聖さが失われつつある境内では、様々なモノが出入りしています。
神社は本来結界で守られた場所ですが、
その結界は機能していないと言っても過言ではないと感じています。
伊勢神宮とかの総本社、一部の神社は話が別ですけど。
神社の境内で心霊現象に遭遇したり、妖怪に襲われたりすることだってある…
みたいですよ?
神社だからといって、油断は禁物なのでしょうか。
困ったなぁ…。
まあ、色々な人が出入りしていますし、お勤めの巫女さんや神職にも、
古代でそのお役目にあったような力は現代の彼ら彼女らにはありません。
また、神様にお仕えするのはとても大変であるということは、
天皇家が証明していますしね。
東京には有名どころの神社がたくさんありますし、
パワースポットとしてガイドブックに載っていることも。
そんなわけで、参拝客が増えると同時に、色んなエネルギーが溢れかえっています。
神様に対する畏敬の念はどこへやら。
パワーを頂ければいいですね。
■稲荷狐
特殊系といえば、稲荷神社。
伏見稲荷大社がその総本社です。
稲荷神社は庶民には親しみのある身近な神社ですが、
他の神社よりも注意してもらいたいのが
「お願いを叶えて貰ったら絶対に御礼をすること」
です。
この御礼を忘れたら大変!
下手したら末代まで嫌がらせされますよ!
稲荷狐って色々なもので取り上げられていますし、
すごく身近な存在で親しみやすい。
でも、その恐ろしさを知っている人はどれだけいらっしゃるのでしょうか。
正直怖いです。
伏見稲荷大社にお参りすると分かりますが、
お稲荷さん、お稲荷さん、とキャッキャできる存在ではないですね。
独特の神域も持っていますし。
御朱印はいただきましたが、それ以外の物(御守りとか)は、
どう考えても無害そうな物以外買わなかった思い出です。
稲荷寿司は食べました(笑)
お稲荷さんも、ちゃんと扱えば大丈夫ですし、
お願いを叶えてくれるという意味では他の神社よりも即効性があって期待できるレベルです。
ただし、お礼参りは絶対に忘れずに。
御礼の方法は神社に問い合わせると教えてくれます。
もし、お稲荷さんを怒らせてしまって、どうしようもない事態になったら。
総本社である伏見稲荷大社に相談するのも一つの手だと思います。
(個人的な経験はありませんが)
稲荷神社には「末社システム」というのが存在し、
総本社から末社に指示を出すというシステムが機能しているらしい 。
他の神社でも末社システムってあるんでしょうかね?
私は、聞いたことが無いんですけど…。
京都伏見からお狐様を寄越してもらって仲裁してもらえるようにお願いするのも、
一つの方法だそうです。
伏見のお狐様にお世話にならないように、
日頃からお稲荷さんを怒らせないようにしたいですね。
日本の神様については民俗学の本をお読みなると分かることが多いですが、
諸説ありますね。
より深いお話を知りたい方は本を読まれることをオススメします。
とても面白いですよ。
あんまり語ると長くなるし、キリがないので、
今回はこの辺で失礼致します。
次回まとめは、私・深谷ねぎの話です。
信じるか信じないかは、あなた次第です。