2日目の鞍馬・貴船探索で足が冗談抜きでヤバイくらいの筋肉痛になったので、
3日目のフィールドワークは自転車を借りて移動することにしました。
意地でもレンタサイクル屋さんを探して借りましたとも。
できれば電動自転車を借りたかったのですが、わがままを言っている余裕はないです。
二条のあたりで自転車を借りて、清明神社へお参りしました。
■ 清明神社
さすが清明神社といいますか。他の神社よりも参拝客に寛容な気がします。
晴明の式神って愛嬌があっていいですよね。
実際はもっと違う姿かもしれませんけど。
珍しく奈緒がやきもちを焼いていました。( *´艸`)
奈緒「彼の足元に及ばずとも、私は美しくて賢くて働き者でしょう?良い式でしょう?」
安倍晴明の奥方が式神を嫌ったため、清明は一条戻橋の下に式神を隠した、
という話が有名です。
清明が使役したとされる式神で最も有名なのは十二天将ですね。
桃は古来より厄除けのパワーがあると言われています。
伊邪那岐が伊邪那美を黄泉の世界から連れ戻しに行く、その時に登場する果実ですので、かなり古いです。
日本に限らず、中国でも桃は特別な果実です。
桃の花は「天下無敵」(※)の言葉を持ち、桃の実は「厄除け」の力を持つ。
さらに食べると美味しい。黄泉の鬼が伊邪那岐の追跡を忘れるほどの美味しさ。
スーパーフルーツですよ(笑)
(※)この他にも「気立ての良さ」など花言葉があります。
陰陽師といえは、当時の国家公務員であり天文学者です。
当時の政治事情もありますし、安倍晴明の逸話や小説のイメージもありで呪術に重きが置かれがちというか...。
ただ式神を操ったり呪詛を行うだけが陰陽師ではないです。
■ 北野天満宮
京都の地理に明るい方なら意味不明でしょう。
なんでそう行くのか。奈緒「地図見てます?意味わからんのですが」
自転車だから思うままにサクッと移動できるわけです。
ぶっちゃけると、清明神社と宝鏡寺以外は基本ノープランだったんですよ。
ここは駐輪場?があったので自転車OKです。
後から知ったのですが、駐輪場がないとか、自転車走行禁止エリア(例えば京阪河原町駅~八坂神社までのアーケード街など)が結構あるんですよね!
清明神社でもどこに駐輪していいか探しましたが、近所の方が鳥居前に駐輪したので右に倣いしちゃいました。
裏話でも書きますが、京都に自転車で移動する際は注意が必要です。
レンタサイクル屋さんによっては駐輪禁止エリアが書かれた地図をくれるので、その地図を見ながら自転車移動したり、駐輪場を探します。
北野天満宮といえば牛。
ここでは牛が神様の御遣いです。撫で牛として信仰されています。
■ 宝鏡寺
人形愛好家のそこのアナタ。
ガチで人形が好きなら絶対におさえておきたい場所がココ!
百々御所(とどのごじょ)と言われた宝鏡寺(ほうきょうじ)です。
人形の寺として有名なんですよ。
人形展は3月と11月だそうです。
人形供養は毎日受付ているそうです。境内にある人形塚が有名ですね。
人形塚には武者小路実篤の詩が刻まれています。
『人形よ誰がつくりしか 誰に愛されしか知らねども
愛された事実こそ汝が成仏の誠なれ』
さて、宝鏡寺の詳細は公式HPをご覧になった方が早いです。
このお寺には歴史的に非常に貴重な人形が多く保存されています。
また、このお寺で有名なのが「万勢伊さん」という人形です。
宝鏡寺に入寺されたのは代々皇女である宮様だったそうで、その宮様3代にお仕えしたのが「万勢伊さん」という人形です。
常設展示されているわけではありません。人形展で展示されたことがあるそうです。
寺務所で販売されている本には載っていますので、その姿を見ることができます。
(実物はかなり傷んでしまっているそうです。)
「万勢伊さん」は江戸時代前期の三つ折れ人形です。
お顔立ちも美人ですが何より気品があります。
宮様にお仕えする人形で、夜回りや身の回りのお世話をしたという伝説があります。
また、たくさんの私物(御道具といいます)をお持ちだったり、御付きの人形(「おとらさん」「おたけさん」という2体のお人形)がいたり、「万勢伊さん」のための厄除け人形(「這い這い」という小さな人形)がいたりします。
「万勢伊さん」の御道具の中に、大工道具があります。(笑)
人形サイズだと思うのですが、本格的な大工道具です。
どんな時に使うんだろうか?
■ 八坂神社
京都の地理に明るい方なら意味不明でしょう(2度目)
なんでそう行くのか。奈緒「前カゴが狭くて揺れる度に背中が痛いんですけど」
このエリアなんですよね、自転車通行禁止。
実は参拝前に一旦レンタサイクル屋さんに戻って自転車を返却し、ホテルで休憩してから出直しました。
奈緒「主って体力お化けな時があるんですよね、知ってましたけど」
撮影した写真は他の観光客の顔が写っちゃったのでアップできません。
悪しからず。
八坂神社には、素戔嗚尊と櫛稲田姫命とそのお子様たち、女神様がいっぱいいます!(雑)
素戔嗚尊・櫛稲田姫命の夫婦神をはじめ、多くの女神が祀られていることもあり、
縁結びと美容・家内安全・女性のための神社...いろいろなキャッチフレーズがあった気がします。
美御前社の女神様たちですね。麗しい社もございますよ。
ねぎさんは今回が初めての参拝ではないのです。
以前は京都に来て祇園に来たら、八坂神社に行って縁結び祈願してました!(笑)
結局人間のパートナーとのご縁はなく、もう何年も縁結びの祈願はしていません。(笑)
今回はお参りできたことに感謝だけ、ご挨拶だけしました。
だって、若里とご縁があったし!(唐突に惚気)
ここに来る時にふと若里の顔が浮かびまして、八坂神社のお守りをお土産にしようと思いました。
それ以外のお土産を喜んでくれなさそうだよねって奈緒と一致。
若里は男性ですけど、八坂神社がすごい合いそうな感じするんですよね(笑)
お前が深谷家の女神(♂)だよ。
八坂神社の近くに「かづら清老舗」と「十三や」があります。
すてきな簪がありますよ!もちろん、つげ櫛も!
クリップタイプの髪飾りならスーパードルフィーなどの大型ドールにも着けられます。
オススメです!
■ 総括
・京都の街を自転車で駆け巡る
・清明の式神に嫉妬する奈緒
・奈緒「なんでそう移動する」
・北野天満宮の眷属に見つかって即謝罪(※生理中)
・奈緒「なんでそう移動する。効率悪い」
・途中のサイクルショップでスマホ固定グッズを購入!
自転車移動がさらに楽になる便利アイテム。自転車移動に必須です。
・宝鏡寺しかまともなフィールドワークしてない
・烏丸通りを自転車で爆走
・奈緒「どうして京都駅に行こうと思うのか」
・京都駅は遠かったので、あきらめて河原町へ行く 奈緒「どうして(以下略」
・ところが自転車が邪魔になる
・自転車を返却するため、二条エリアへ戻る
・八坂神社に参拝後、先斗町散策するが飲食店が開いていない
・足の筋肉痛がピークに達する
・京阪と阪急を間違える 奈緒「ひとの話を聞け」
・資料集の人形に興奮するねぎさん。足は痛いけどすごい元気。
ニュース見ながら疲労で寝落ちる奈緒。その後もグダグダ。